金精軒から「薪」販売のお知らせ
2018.10.26
■薪という名前のお菓子の販売ではないんです
首をかしげている方もいらっしゃるかもしれませんが
火をつけて燃料にする、あの「薪」についてのお知らせです。
地域の自然を守るため、
これからも美味しいお菓子を作るため、
薪を販売する運びとなりました。
■薪とお菓子と自然保護がどう繋がるの?
金精軒のお菓子を美味しいと思っていただけたのなら
それは私達の力というよりも、美味しいお水のお陰なんです。
ここ山梨県北部は日本一の美味しいお水の産地になります。
そしてその美味しい水は豊かな里山があってこその恵みになるんです。
あまり知られていませんが、
山は自然に任せてほったらかしにしておくと
無秩序に草と木が生えた荒れ果てた山になってしまいます。
荒れ果てた山では樹木が互いの成長を邪魔して大きく育ちません。
どんぐりなどの恵みも非常に少なくなり動物も住みにくい場所になります。
大きな木の存在は山にとって非常に重要なものです。
山の土をしっかりと抑え込み、木の下に大きな落ち葉の絨毯を作ります。
そうやってできた土や森が雨を美味しい地下水に変えるのです。
つまり、私達のお菓子が美味しいのは
美しく豊かな山があるお陰と言い換えられます。
そしてやっと話が薪に繋がることになります。
金精軒では周辺の山々に入って乱雑な樹木を伐採し
風通しの良く、明るい森を作る活動を行っており
その活動の際に出た薪を販売することとなったのです!
■現代の里山はどんな状況なの?
先ほどご説明した通り、
里山は人の手が入ることにより維持されます。
日本では戦後に多くの杉やひのきが植林されましたが、
海外のやすい木材に需要が置き換わり、
林業に携わる人の高齢化もあって、
森に人の手が入らず、問題となっています。
一見、森の破壊にも感じる「間伐」は、里山の保全活動のひとつです。
間伐は、人が入らず暗く茂った暗い森に太陽の光を届けます。
低木や下草が生えるようになると、彼らの根がはって保水力があがります。
いろいろな微生物、植物が住めるようになると、その多様性は森の機能を向上させます。
寿命を迎えた立派な木を伐採し、若い苗を「植樹」することも里山保全に有効です。
何十年かかるか分かりませんが
私達の孫がこれまでも美味しくお菓子が作れるよう
これから金精軒は里山保全活動を続けていきます。
よろしくお願いいたします。
薪ストーブご利用の皆様。ぜひお求めいただき里山保全活動をご支援ください !
内容 | 広葉樹 (クリ、ナラ、クヌギ、サクラなど) |
容量 | 軽トラック山積1台分 |
配達料 | 金精軒台ケ原店から10km内は無料です。
10km以上、片道1km毎に100円を頂戴いたします。 |
お届け日等、詳細はお電話にて。 TEL)0551-35-2246 金精軒 里山事業部