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山梨のお盆はもちろん安倍川餅!

2018.08.10

 

■安倍川餅ってなあに?

 

安倍川餅はお水、またはお砂糖などを少量入れ

柔らかく搗いたお餅に黒蜜やきな粉をかけて食べる…

 

 

静岡県の食べ物です!

そうなんです。

安倍川餅は静岡で甘い味付けで食べる

お餅の一種なんです。

 

静岡県では丸く形成したお餅に

きな粉や餡子をまぶして、

冬などに食べるおやつとして知られています。

 

 

 

■なんで山梨で静岡のお菓子が?

 

そんな静岡の安倍川餅は

山梨の北部でおぼんに食べる

ありがたいお供えとして根付いています。

 

山梨が貧しく、ろくな作物が採れなかったころ

男たちの多くは

出稼ぎや丁稚のため、静岡に行きました。

 

出稼ぎから帰ってこられるのはお盆と正月の2回のみ。

 

そんな年に数回家族と会え日だからこそ

静岡の美味しい物を持って帰ってやりたい!

 

そんなわけで、お餅がごちそうだった昔の山梨北部に

静岡の安倍川餅を特別な日に食べる風習が育ったのです。

 

 

 

■現代の山梨と安倍川餅

 

現代の山梨でも安倍川餅を食べる風習は残っており

餅屋である金精軒には夏になるとたくさんの注文が届きます。

 

 

 

しかし、山梨で育まれた安倍川餅は

静岡のそれとは違い、

四角いお餅に黒蜜をつける食べ方になっています。

 

静岡の方に見せると

安倍川餅ではないと言われてしまうかもしれません。

 

 

■金精軒では8月13~15日に販売します

 

そんな山梨の安倍川餅は

今年のおぼんである13~15日に販売します。

5枚入が500円、10枚入が1000円で

台ケ原店と韮崎店にて販売されております。

山梨の風習をどうぞ味わってみてください。