山梨の自然が育んだ素材を使った和菓子は、お土産としても人気です。
この記事では、山梨名物の信玄餅をはじめとした様々な和菓子をご提供する金精軒が、和菓子に関する様々な豆知識をご紹介します。和菓子と洋菓子の違い、和菓子の歴史、和菓子と季節の関係、菓銘について解説するので、ぜひチェックしてみてください。
目次
【山梨】和菓子と洋菓子の違いや歴史
数多くの有名店が存在し、お土産やプレゼントでも定番のお菓子は、和菓子と洋菓子という種類で分けることができます。なんとなく和菓子と洋菓子を見分けていても、どのような違いがあるのか説明できないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、山梨で信玄餅など様々な和菓子をご提供する金精軒が、和菓子と洋菓子の違いについてご紹介します。
また、和菓子の歴史についてもご紹介するので、ぜひご一読ください。
【山梨】和菓子と洋菓子の違い

和菓子と洋菓子の違いは、大きく分けると原材料・作り方・味・見た目の4つにあります。
原材料
和菓子には植物性の原材料が多く使われています。米・麦・豆類など、日本で昔から広く栽培されている穀物が使われることが多いです。よもぎ餅や桜餅のように、身近にある花や植物もよく使われます。
対して洋菓子には、卵・バター・牛乳など動物性の原材料が多く使われます。これらはケーキやクッキーをはじめとした洋菓子のほとんどに使われており、洋菓子には欠かせない材料です。
味
原材料が違えば当然味にも差が生まれます。和菓子は素朴で優しい味わいで、原材料になっている豆や米、植物の風味を楽しめるものが多いです。
洋菓子はバターや卵の香りが強く、生クリームを使うお菓子は濃厚でこってりとした味わいを楽しめます。
作り方
和菓子は職人の手作業によって、一つひとつ作られることが多いお菓子です。混ぜる・練る・蒸す・煮る・切るなど、機械を使わない古くからある調理方法で作られ、店舗に並びます。
洋菓子は最初に大量の生地を作り、オーブンで一気に焼く作り方をすることが多いです。デコレーションや細かい細工はパティシエの手作業で行われますが、和菓子が一つひとつ作られるのに対して、洋菓子はまとめて作ってまとめてデコレーションする流れが一般的です。
見た目
和菓子は手作業で作られるため、手のひらサイズのコロンとした形が多く、大きいものでも羊羹程度のサイズです。四季折々のモチーフや、原材料を意識したデザインがされ、繊細で美しい日本の心が込められています。
対して洋菓子は、生クリームを使ったデコレーションなど、華やかな見た目のものが多くあります。サイズも小さなものから大きなものまで多様です。
【山梨】和菓子の歴史

有名店も数多く存在する現代におけるお菓子は、砂糖を使って作られた甘い食べ物といったイメージがあります。しかし、昔はそうではありませんでした。そもそも砂糖が高級品だったこともあり、奈良時代頃までは菓子とは主に果物を指していて、平安時代から徐々に甘味が登場してきたのです。
日本にお菓子の文化を広めたのは、遣唐使だといわれています。日本から中国に遣わされた遣唐使は、多くの文化を持ち帰りました。その中に米粉や小麦粉と水あめを練り上げて餅にした「唐菓子」というお菓子があり、これが和菓子の基礎になったと考えられています。明確な和菓子の起源はわかっていませんが、唐菓子は果物や花をデザインしたものも多く、見た目にもこだわって作られる和菓子に通じる部分が多いといえます。
また、この唐菓子にも、砂糖は使用されていません。
高級品だった砂糖が一般的に使われるようになったのは、江戸時代以降です。江戸時代に入ると砂糖が国内で生産されるようになり、入手しやすくなったことで甘味・お菓子の文化が一気に広まったのです。室町や江戸時代から続く老舗の有名店も、この頃から発展しました。
【山梨】和菓子と季節の関係や菓銘の意味
和菓子の有名店でも、「季節限定」と表記されているものをよく見かけます。和菓子は日本の四季と密接に関わっているため、季節を重視したものが多いといえます。
また、お菓子の種類とは別につけられる「菓銘」も、日本の四季や俳句と関わっており、意味を知ればより和菓子の奥深さを感じられます。
ここでは、和菓子と季節の関係、そして和菓子に欠かせない菓銘について解説します。
【山梨】和菓子と季節の関係

日本には四季があります。春は桜、夏には青い空、秋には紅葉、冬には雪と、季節によって変わる空や大地の表情は、私たちを楽しませてくれる存在です。そんな日本の四季は、和菓子とも密接な関係を持っています。
四季を取り入れた和菓子のデザイン
和菓子の魅力は目でも楽しめることです。花や果物、動物などをモチーフにすることが多く、その中に四季を感じられます。
例えば、春は桜、夏は風鈴や金魚、秋は紅葉、冬は雪のように、その季節を色や形でお菓子に宿らせるのが和菓子の特徴です。ひな祭りや十五夜、お正月など季節の行事を取り入れた和菓子も人気があります。
日本人は昔から俳句など季節を重視する文化があり、四季を楽しむという感覚が根付いていて、それが和菓子にも反映されているといえます。
季節によって変わる和菓子の種類
デザインだけでなく、種類も四季に合わせて変化するのが和菓子の特徴です。最近は季節を問わず販売されていることも多いですが、和菓子店では桜餅や柏餅、水羊羹などは季節限定の商品です。
店舗によって差はありますが、秋に人気の栗や芋のお菓子も、シーズンを過ぎるとなくなり、冬のお菓子に入れ替わっていきます。毎年同じ頃に同じお菓子を楽しみにできるのも、和菓子ならではの楽しみ方です。
旬の食材を豊富に使う
四季と一緒に移ろう和菓子は、旬の食材を取り入れます。
桜の花びら、よもぎ、ブドウ、梅、いちごなど、その季節にしか手に入らない、またはその季節が一番美味しいものを使うことが多いです。その土地の名物を取り入れた有名店の和菓子であれば、人気のお土産になることも多いです。
【山梨】和菓子の菓銘とは?

和菓子の世界をより楽しむには「菓銘」について知るのもおすすめです。
菓銘とは個別の菓子名
和菓子を見ていると、「羊羹」「練り切り」といったお菓子の種類の名前とは別に、「水無月」「初ちぎり」など趣のある名前が別についていることがあります。これが「菓銘」です。菓銘は和菓子にしかない文化で、菓銘の付け方や意味を知ることで、そのお菓子をより深く楽しめます。
また、菓銘は必ずしもすべての和菓子についているものではありません。店舗や職人おすすめの一品や、伝統的に作られている歴史ある商品についていることが多いです。
菓銘に込められた意味
菓銘は響きの美しさだけでなく、その和菓子の形や季節、モチーフ、ゆかりの土地などの意味を持っていることが多いです。
例えば梅の形をした練り切りには「夜の梅」「飛び梅」、紅葉モチーフには紅葉の名所である竜田川から取った「竜田」、季節に合わせた「うぐいす」「紫陽花」などがあります。わかりやすい由来だけでなく、職人の想いや店舗の伝統からつけられたものもあります。
和菓子を選ぶときにお菓子の種類にプラスして名前がある場合は、その意味も考えて選んでみるのもおすすめです。
菓銘のつけ方
菓銘のつけ方に特に決まりはありませんが、俳句の一節から取ることも多いです。梅をモチーフとした「東風(こち)」という練り切りは、菅原道真の「東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」という句がもとになっています。
季語がある俳句と季節に合わせて変化する和菓子はとても相性がよく、ほかにも様々な俳句から菓銘がつけられています。
また、店舗オリジナルの和菓子や和菓子職人こだわりの品には、その土地の名物や名所から取ることもあり、菓銘の由来は多種多様です。
一見すると繋がりのないような菓銘でも、隠された深い意味を持っていることがあります。気になる菓銘があれば店舗スタッフに聞いてみるのもおすすめです。思わぬ発見があるかもしれません。
山梨で人気のお土産・和菓子の有名店なら!山梨名物の信玄餅がおすすめ
和菓子は原材料から作り方、デザインや名前まで、日本の四季や趣が込められています。地域特有の原材料やネーミングの和菓子は、お土産として人気になっているものもあります。
山梨に訪れた際、人気の和菓子を食べてみたいという方は、ぜひ金精軒でお買い求めください。山梨名物の信玄餅をはじめ、お土産にもぴったりな様々な和菓子を販売しております。実店舗はもちろん、オンラインショップでも取り扱っておりますので、山梨の味をお取り寄せしたいという方もぜひご活用ください。
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信玄餅のまとめ買いなら金精軒へ
会社名 | 金精軒製菓株式会社 |
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設立年月日 |
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住所 |
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TEL | 台ヶ原店:0551-35-2246 / 韮崎店:0551-25-1033 / 甲府駅前店:なし |
FAX | 台ヶ原店:0551-35-3020 / 韮崎店:0551-25-3992 / 甲府駅前店:なし |
URL | https://kinseiken.co.jp/ |
営業時間 | 台ヶ原店 / 韮崎店:9時~17時、甲府駅前店:9時~20時 |
定休日 | 台ヶ原店:木曜日 / 韮崎店:火曜日、甲府駅前店:無休 |
代表者 | 代表取締役 小野光一 |
事業内容 | 本社・台ケ原店・白州工場 信玄餅を中心とする菓子類の製造と販売 白州第2工場 信玄餅の製造 韮崎営業所・工場 信玄餅の製品化と信玄餅を中心とする菓子類の卸販売 韮崎店・甲府駅前店 菓子類の販売 |
資本金 | 3000万円 |
年商 |
9億1千万円(平成29年4月30日分) |
従業員数 | 76名(含パート:平成29年4月現在) |